◆最高裁抗議行動に参加してきました 今回も「大崎事件」について書きます。 6月10日(水曜日)の昼休み、最高裁前で行われた抗議行動に参加してきました。20人以上が集まり、マイクを片手に今回の再審取消に怒りの声を上げました。 また、今回の決定にかかわ…
◆4団体が一斉に抗議声明 前回に続いて「大崎事件」について書きます。 今回は最高裁の決定を受けて、4つの団体が発表した声明を見ていきます。冤罪事件の最高裁決定で、これだけの団体が一斉に抗議の声を上げるのは珍しいことだと思います。それだけ今回の決…
◆今度こそ本当に、日本の司法は死んだ… やはり今回は “あのコト” について書かざるを得ません。何かというと6月25日、最高裁が「大崎事件」の再審開始決定を取り消したコトです。 これまでも裁判所がオカしな決定を出すごとに “日本の司法は死んだ” というフ…
〈前回から続く〉 「布川事件」の闘いは、大きく2つに分けられます。 ①事件発生(1067年)〜再審無罪(2011年) ②桜井昌司さんの国家賠償請求(2012年〜現在) 今回は主に①について書いてみます。 また「布川事件」の再審無罪が確定したのは、ちょうど私が冤…
◆警察&検察の愚行・蛮行を認めた裁判所 もう2週間前になりますが、5月27日(月)に「布川事件(ふかわじけん)」桜井昌司さんの国家賠償訴訟の判決が、東京地裁でありました。 桜井さんは冤罪を作り上げた上に何の反省もしない警察・検察の責任を問うべく、…
◆守大助さんのメッセージ〜裁判官が刑事訴訟法を守る時代になってほしい〜 守大助さんから届いた、最新のメッセージを紹介します。いつも通り、弁護団を通して全国の支援者に発信されたものです。 令和元年がスタートしました!! 裁判官が刑事訴訟法を守る、…
1ヵ月ぶりの更新です。いろいろと書きたいことが頭の中を巡りながら、体が追いつかずにズルズルと時間が過ぎてしまいました。 元号が「平成」から「令和」に変わりましたが、守大助さんは変わらずに千葉刑務所の塀の中。4月28日には48歳の誕生日を迎えました…
■冤罪について語るハードルを低くしたい このブログをはじめたのは2017年4月4日。何とか2年、続けてこられました。 1日最大400を超えるアクセスをいただいた日もありました。読んでいただいて、本当にありがとうございます!! この間の「北陵クリニック事件」…
■34年目にして、ようやく無罪 ご存知の通り本日、熊本地方裁判所は「松橋(まつばせ)事件」の再審裁判において、無罪判決。宮田浩喜(こうき)さんはようやく、冤罪を晴らすことができました。 本当に良かった!!と声を大にして言いたいところですが、それ以…
■西山美香さん、本当に良かった!! すでに報道でご存知と思いますが昨日(3月19日)、最高裁判所は「湖東記念病院事件」の再審開始を決定しました。 この事件、2017年12月に大阪高裁が再審を認めたものの、検察がお決まりの特別抗告(怒)。検察の言いがかり…
■事件から40年、92歳になる原口アヤ子さんの命あるうちに再審無罪を!! 現在、最高裁判所(最高裁)では「日本国民救援会」が支援する5つの冤罪事件が、無罪獲得を目指して闘っています。 守大助さんの「北陵クリニック事件」(再審) 原口アヤ子さんの「大崎…
■とにかく “会ってみる&行ってみる” 今回は、おすすめの新刊本を紹介します。 タイトルは『平成監獄面会記』(笠倉出版社)。著者の片岡健さんは、冤罪を含むさまざまな事件を取材しているフリーライター。本著では死刑を宣告された8人との面会を通して、報…
■「逆転有罪」は絶対に阻止、「無罪」を死守だ!! 前回紹介した「乳腺外科医冤罪事件」の無罪判決。やはり検察(東京地検)は控訴してきました。これを受け、東京高裁で審理が続けられることになります。この事件、検察は「懲役3年」を求刑しています。もし無…
■科捜研によるDNA資料の破棄を断罪 2月20日、東京地裁は「乳腺外科医師事件」の無罪判決を言い渡しました。この事件、「守大助さん東京の会」の母体である人権団体「日本国民救援会東京都本部」が早くから支援をしてきました。私は一度も裁判傍聴や支援集会…
丸々1ヵ月、更新が滞ってしまいました。また頑張って守大助さんのこと、冤罪のこと、日本の司法の問題を伝えていきますので、宜しくお願いいたします!! この1ヵ月の間に、冤罪を取り巻くいろいろな動きがありました。 1月17日「大崎事件」検察が最高裁に突然…
■26年間で2300人以上の無実が明らかに!! 1月12日(土曜日)、立命館大学 大阪いばらきキャンパスで行われたシンポジウム『アメリカにおけるえん罪救済の最前線』に参加してきました。 アメリカでは「イノセンス・プロジェクト」と呼ばれる、科学者や弁護士…
■“検察も裁判所も悪くない” と開き直って国賠を棄却 ありもしない強姦の犯人とされ、再審無罪となった男性が起こしていた国家賠償請求(国賠)が、大阪地方裁判所で棄却されました。夕方のニュースで報道されたので、怒りを覚えた方も多くいらっしゃるでしょ…
本年も宜しくお願いいたします。引き続き守大助さんの自由を目指す活動を紹介するとともに、日本の司法に想うこと、冤罪をなくすためにできることなどを、一市民の素朴な目線で書いていきたいと思います。 2001年の今日、守大助さんは宮城県警に身柄を拘束さ…
千葉刑務所の守大助さんから、一足早い新年のメッセージが届きました。弁護団経由で、FAXで送られたものです。大助さんは月に出せる手紙が7通までと制限されているため、全国の支援者に一斉にメッセージを送る場合にはこのような方法が取られています。もち…
2018年も残すところ5日となりました。今年も読んでいただいてありがとうございました。年内にもう1〜2本、記事を更新したいと思いますが、冤罪事件についてどんなことがあったか、1年を振り返ってみます。 ※守大助さん関連は赤字にしてあります。 1月26…
■検察は「有罪立証しない」だって 「松橋(まつばせ)事件」で、嬉しいニュースが飛び込んで来ました。年明けの早いうちに熊本地裁で再審公判が開かれ、宮田浩喜(こうき)さんの無罪が確定する見通しとなりました。 少し前にも書きましたが(下記リンク)、…
12月12日に国会前で行われた「袴田巖さんの再収監を許さないアピール」。 声明文も発表されましたので、全文を紹介します。 「袴田事件」は、1966年に静岡県で一家4人が殺害され、元プロボクサーの袴田巖さん(82歳)の死刑判決がいったん確定した事件です…
■取り急ぎ、昨日の様子をお知らせします 38年前の今日、袴田巖さんの死刑が確定しました。1980年12月12日、最高裁判所は袴田さんの無実を訴える声を退けました。これにより袴田さんは死刑囚として東京拘置所に閉じ込められ、いつ刑が執行されるかもしれない…
■“極刑にしろ!!”と言いたくなる気持ちはわかりますが… 「東名あおり運転事故」の裁判員裁判が始まりました。案の定というか、被告人の非道ぶりを強調した報道が始まり、ネットニュースのコメント欄は “極刑にしろ!!” という書き込みで埋め尽くされています。…
■宮田さんは85歳、命あるうちに無罪を!! 先週は600以上ものアクセスをいただき、ありがとうございました!! TBSテレビ『1番だけが知っている』で「松橋(まつばせ)事件」が取り上げられた影響が大きかったようです。 その「松橋事件」、あとは熊本地方裁判…
■「松橋事件」刑事や検事への怒り このブログでも何回か紹介している「松橋(まつばせ)事件」が、昨晩のTBSテレビ『1番だけが知っている』で特集されました。私は家にテレビがないので観ていませんが、冤罪が作られる構図や弁護団の奮闘を、丁寧に紹介した…
千葉刑務所の守大助さんから、支援者にメッセージが届きました。 全文を紹介します(カッコ内は当方で補足)。 (現在最高裁判所で闘っている)第一次特別抗告審で、 必ず「差し戻し・再審開始」を勝ち取るため、 私は負けずに無実を訴え、必死になって闘い…
〈前回から続く〉 ■ある朝、家に刑事が 2001年1月6日の朝、守大助さんが彼女(同僚で婚約者の看護士)と暮らすアパートに、宮城県警の2人の刑事がやって来ました。 “A子ちゃんの急変について、北陵クリニックの職員に順番に話を聞いているので来て欲しい”…
守大助さんのお父さん・守勝男さんは、大助さんが逮捕された2001年1月当時、宮城県警の警部補で交通捜査を担当していました。つまり大助さんは、お父さんの勤め先に捕まったのです(交通部と捜査部、所属部署は異なりますが)。勝男さんは息子の無実を信じ…
このブログで何回か紹介してきましたが、 「守大助さん東京の会」の母体は「日本国民救援会」という人権団体です。 (今年で創立90年を迎えました。こちらについては改めて書きたいと思います) 11月12日現在、その救援会が支援する4つの再審事件が、 最高…