【17】守大助さんに面会してきました(前編)
阿部弁護士のお話の途中ですが、
8月7日に守大助さんに面会をしてきたので、
その時の様子を2回に分けて報告します。
大助さんは無期懲役が確定した2008年7月、
千葉刑務所に収監されて9年になります。
同刑務所は全国に67ヵ所ある刑務所のうち、
初犯で刑期8年以上の男性受刑者を収容します。
ほかには岡山刑務所が同じ条件になっています。
ちなみによく名前を聞く「網走」や「府中」は再犯、
つまり2回目以上の受刑者が入ります。
どの刑務所に入るかは、
事件のあった地域で決まるわけではないのです。
千葉刑務所があるのは、
JR千葉駅からバスで15分程度の住宅地。
風格あるレンガの門は 1907(明治40)年に建てられました。
敷地内は撮影禁止。スマホを出すと警備員さんが飛んできます。
なので外の道路から撮った写真を下にアップしておきます。
入ってすぐの事務所で面会の目的を記入し、
身分を証明するものを提示したらレンガの門の中へ。
私にとって4回目の面会でしたが、
手続きは毎回スムーズに進みます。
これは支援組織「日本国民救援会」(このブログの【5】参照)が、
刑務所と信頼関係を築いてきた成果と思われます。
一方で誰でもすぐ面会できるわけでなく、
大助さんに手紙を出していることなどが条件となります。
受刑者との関係がハッキリしない人を、
安易に面会させるわけにいかないということでしょう。
仕方ありません。
門をくぐってロッカーに持ち物を預け、
ペンと紙だけを取り出したら、平屋建ての面会棟へ。
(筆記用具以外の持ち込みは禁止されています)
20分ほど待つと守衛さんから「どうぞ」と、
5つ並んだ面会室の一つに通されます。
畳2枚ぐらいのスペースの、
アクリル板で仕切られた向こう側の扉が開いて、
大助さんがやって来ました。
面会時間は30分。
横には刑務所の職員さんが立ち会います。
(とは言っても、会話に口出しすることはありません)
〜後編に続く〜
中央が築110年の門。面会受付所はその手前。