Free大助!ノーモア冤罪!

「北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【165】守大助さんからのメッセージ〜第二次再審請求に向けて〜

■“冤罪初心者”の皆さんに向けて記事を書きました

ご無沙汰しております。1ヵ月以上、更新が滞ってしまいました。

この間に「そもそも冤罪の支援活動とは?」というテーマで、別媒体に記事を書きました。日本の司法や裁判、冤罪の問題を知らない皆さんにもご理解いただけるよう、なるべく平易な文章を心がけました。

よろしかったらご一読ください。

un-chiku.com

■ どこまでも真実を求めて〜守大助さんのメッセージ〜

例年ですと「守大助さん東京の会」は9月に総会を開催し、これまでの活動報告や今後の活動方針の提案を行うのですが、今年は新型コロナウィルス感染のリスクを考慮して中止。会員の皆さまには文書を郵送して、報告に代えさせていただきました。

文書には、千葉刑務所の守大助さんから届いたメッセージも同封しました。このブログでも全文を共有します。

第二次・仙台地裁で勝利するために!私はどこまでも真実を求めてがんばります。「東京の会」の皆さんの、お力添えを支えに、さらにがんばりますので、お力添えをお願いします。

皆さんお元気ですか。いつも温か苦、力強いご支援をいただきまして、本当に有り難うございます。強制留学(千葉刑務所への収監)も12年、私は悔しさ、怒り、悲しみの中でこの生活を耐えています。第一次再審でも不公平な裁判をされ、とんでもない判断が許されつづけています。

本来ならば「東京の会・総会」で皆さんの前に立ち、お礼を申し上げたいのですが、今回もできません。私はどの患者さんにも筋弛緩剤を混入していません!無実です。

この空の下にあるはずの自由が!! 医学・化学を無視したデタラメな裁判官の独自の判断で奪われているのです。

ここ数年、両親は体調を崩しています。元気なうちに帰り一緒に生活したい。看護師の仕事にも早く復帰したい!!

第二次では裁判官に、もっと専門家の意見をちゃんと聞き、科学・医学的な判断をしていただきたいです。家族たちと抱き合い、奪われた時間を喜びに変えられるように!

皆さん一緒に闘って下さい。早く外で皆さんと会いたいです。

2020年9月 無実の守大助

 

 どうでしょうか? 多くを語る必要はないと思います。

来年2021年の1月で、「北陵クリニック事件」の発生からちょうど20年。

そして2021年4月28日で、大助さんは50歳の誕生日を迎えます。

逮捕当初の大助さんが29歳だったことを考えると、失われた時間の長さに愕然とします。

そして大助さんを犯人に仕立て上げた警察官、検察官、裁判官に伝えたい。あなた方には、自分たちが一人の人間の人生を左右する強大な権力を行使する立場にあるという自覚が欠如しているとしか思えない。もう、過ちを認めて欲しい。

第二次再審請求がいつ、どのような内容で申し立てられるかは、まだ明らかになっていませんが、次で必ず再審無罪を勝ち取るよう、引き続き支援をしてまいります。

これからも、よろしくお願いいたします。

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