Free大助!ノーモア冤罪!

「北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【161】守大助さんからのメッセージ

◆22人の裁判官こそ裁判にかけられるべき!!〜切実な叫び

7月最終日になりました。千葉刑務所の守大助さんから、全国各地の支援者へメッセージが届きましたので、紹介します。

  • 書中お見舞い申し上げます。

    今年は新型コロナが終息しない夏になるようです。

    皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

    これから暑さが厳しくなってまいります。

    熱中症などには十分に注意されてお過ごしください。

    このたびの大雨で各地に被害が出ておりますが、大丈夫ですか。新型コロナによって自粛が続いている中でも、支援活動してくださり有り難うございます。私を心配してくださる、温かく力強いお便りに!毎回励まされ、がんばって生活しています。

    7月9日で、強制留学(※1)も12年。なぜ無実の私が!社会から隔離されなければならないのか! もう19年も塀の外に出てません裁判長らには真実を分かってもらえると信じて!訴え闘ってきました。

    これまでの裁判長らには裏切りられ続けました。確定審の畑中裁判長(※2)、確定させた最高裁藤田裁判長(※3)は仙台にいます。

    彼らは無実の叫びを!医学・科学を!どう聞いていたのか? 公正な判断・裁判をしなかった22人の裁判長(※4)らが裁判にかけられるべきだ! 

    私は筋弛緩剤を混入していないし、患者さんを苦しめたり殺めたりしていません。公正な裁判をしてほしい!

    第二次(再審)仙台地裁で必ず真実が照らされると信じて、全力で闘い続けます。今後も皆さんのお力を貸してください。

    2020年7月 無実の守大助

    • ※1 2008年に千葉刑務所に収監されて12年になる、という意味。大助さんは刑務所生活を“強制留学”と表現しています。
    • ※2 畑中英明・元仙台地裁裁判官。2004年3月30日「無期懲役」の判決を下した。

      ※3 藤田宙靖(ときやす)・元最高裁裁判官。2008年2月25日「無期懲役」を確定させた。裁判官になる前は東北大学法学部長、名誉教授などを歴任。

      ※4 これまで「北陵クリニック」の判決に関わった裁判官(メッセージでは裁判長と表記)の総数。内訳は以下の通り。

      • 第一審(仙台地裁/2004年):3人
      • 控訴審(仙台高裁/2006年):3人
      • 上告審(最高裁/2008年):5人
      • 再審請求審(仙台地裁/2014年):3人
      • 即時抗告審(仙台高裁/2018年):3人
      • 特別抗告審(最高裁/2019年):5人

        

 このブログでも繰り返し書いてきた通り、冤罪であることがほぼ間違いない「北陵クリニック事件」。しかし関わった22人の裁判官全員がマトモな審理をせずに「有罪」を維持してきました。“裁判官こそが裁判にかけられるべきだ!”という叫び、もっともです。

来年の1月で大助さんが自由を奪われて20年。そして4月には50歳の誕生日を迎えます。第二次再審で、無罪を勝ち取るしかありません。

 

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