【31】守大助さんから新年のメッセージ
守大助さんから、支援者へのメッセージが届きました。
大助さんは千葉刑務所に2008年に収監され、
10回目の新年を同所で迎えました。
メッセージは大助さんから阿部泰雄弁護士に届けられ、
弁護士を経由して全国の支援団体にFAXされたものです。
大助さんは手紙を発信できる数が制限されているので、
(月に7通)
声を広く伝えたい場合にはこのような方法が取られています。
以下その内容を紹介します。
2018年が始まりました。
即時抗告審で「再審開始・釈放」を勝ち取るという
決意をあらたに、新しい年を迎えました。
皆様、どうかより一層のご支援を宜しくお願い致します。
新春とはいえ厳しい寒さが続く毎日ですが、いかがお過ごしですか。
炊事場で作業をしていますので、この年末年始も野菜切りをしていました。
正月という気分は、全国から届いた年賀状(1/4までに560通届きました。)
を一枚一枚読んでいる時間でした。メッセージにとても励まされました!
心強くなりました。私も負けずに無実を訴え闘うことができています!
再審請求における検察の主張は、事実上「白旗」を上げているに等しい
ようなものです。刑事と裁判官は当時(2001年)より責任逃れの発言を
していました。清水刑事は「お前がやったと思って逮捕したが、起訴
するしないは検事だからな!無罪となっても、俺たちに責任はない」。
岸検事は「私は警察が逮捕したから起訴する。裁判で無罪となっても
責任は私にないからな」と。裁判所がなぜ、こんなことを言っている
警察・検察を守るのか!嶋原裁判長には「証拠開示・証人尋問」せずに
再審開始決定した、大阪高裁・後藤裁判長のように(湖東記念病院)、
証拠に基づいて“良心と正義”で判断してほしいです。定年退官前に
再審開始・釈放を決定していただきたい。私は絶対に筋弛緩剤を混入
していません。やっていません!
今年こそ両親の元に帰りたいです。助けて下さい。
2018年1月 無実の守大助
以上です。
560通もの年賀状、本当に多くの皆さんが大助さんの無実を確信しています。
清水刑事と岸検事…この2人は自分の仕事に誇りを持っているのでしょうか?
警察官・検察官という以前に、
社会人として、人間としての資質を疑いたくなります。
こうした連中によって、冤罪が作り上げられているのが現状です。
嶋腹文雄裁判長は、大助さんの即時抗告審を担当。
定年退官を前に、この3月に「再審開始の可否」決定を出す予定です。
「湖東記念病院」については、一つ前のブログを参照ください。
大助さんの手書きメッセージ。キレイな字、見習わねば…。