【5】「守る会」って?
このブログの2回目で、
冤罪事件で無罪を勝ち取るには、
支援者が大切な役割を果たしていると書きました。
今回は「守大助さん東京の会」が、
どのように運営されているか紹介します。
会のメンバーはボランティアが基本です。
普段は仕事をして、
土日などに活動しています。
活動資金は主に会員の皆さんからいただいた、
会費やカンパで賄っています。
事件の地元・仙台に出かける費用なども、
ここから捻出します。
さすがに自腹持ち出しはキツいので…。
活動の成果や会計の報告は、
ニュースレターなどを通してシッカリ行います。
私たちが活動できるのも、
皆さんの手厚いサポートあってこそですから。
会の母体となっているのが「日本国民救援会」。
1928年に誕生した、
日本で一番歴史のある人権団体です。
戦前は治安維持法で弾圧された人々を、
戦後は冤罪や労働争議を支援してきました。
東電女子社員殺人事件、
名張毒ぶどう酒事件…など。
聞いたことのある事件も、あるかもしれません。
国民救援会を活動母体にすることには、
さまざまなメリットがあります。
他の冤罪支援者と交流できたり、
長年の経験で培われたノウハウを学べたり、
そして社会からの信頼も大きくなります。
大助さんの千葉刑務所は国民救援会の覚えが良く、
面会に訪れるたびに快く迎えてくれます。
ここには国民救援会の支援で再審無罪を勝ち取った、
布川事件の桜井さんと杉山さん、
足利事件の菅谷さんが収監されていました。
そこで処遇改善などの折衝を重ねる中、
信頼関係を築いてきたのです。
こうした諸先輩方の切り開いた道を、
大切に歩みつつ、
今度は大助さんを千葉刑務所の塀の外へ!
絶対に実現させます!