Free大助!ノーモア冤罪!

「北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【172】コロナ禍の千葉刑務所

◆大助さんもPCR検査

ニュースでご存知かと思いますが、守大助さんが収監されている千葉刑務所で、新型コロナウイルスクラスター(集団感染)が発生しました。昨日(2月8日)の段階で感染者は90名に達しているといいます。

お母様によると、大助さんはPCR検査を受けたようです。また、大助さんが刑務作業を担当している炊事班は、他の受刑者と接触しないようワンフロアで過ごしているとのことです。

千葉刑務所には「今市事件」の勝又拓哉さんも収監されています。大助さんと同じく無期懲役で、再審請求を待っています。先週、面会のために刑務所を訪れた支援者によると、拓哉さんも「検査」(おそらくPCR検査)を受けることになり、急きょ面会が中止になったそうです。結果が気がかりです。

刑事収容施設における人権状況を監視する「監獄人権センター」というNPO法人があります。同センターは千葉刑務所の感染状況をとても危惧しており、法務省に対策を求めています。一番下にその記事のリンクを貼っておきます。

ちなみに、一般的に「医療」といえば厚生労働省の管轄ですが、刑務所の医療は法務省です。シッカリ対応して欲しいと思います。

◆読ませたくない記事は黒塗りにして受刑者に

ただでさえ自由が制限され、受刑者が自分の知りたい情報にアクセスできない刑務所。大助さんと拓哉さんには、支援団体の「日本国民救援会」が毎月会報誌を差し入れています。大助さんによると、時折記事が黒塗りにされて渡されることがあるそうです。たぶん拓哉さんの記事だろうとのことです。

となると拓哉さんには、大助さん関係の記事が黒塗りにされて渡されているに違いありません。同じ刑務所に収監されている冤罪仲間の情報を遮断して、一体どんなメリットがあるのでしょうか?

こうした意味不明な処遇改善を働きかけるのも、支援者の大切な仕事。これは何とかしたいです。

今はただ、感染した受刑者・職員の皆さまの回復と、これ以上クラスターが広がらないことを祈るばかりです。

news.yahoo.co.jp

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