Free大助!ノーモア冤罪!

「北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【143】29歳で自由を奪われた守大助さん、無実を叫び続けて49歳に

◆たくさんのアクセスありがとうございます

一昨日と昨日で、2300を超えるアクセスをいただきました。「世界仰天ニュース」というテレビ番組で「湖東記念病院事件」が取り上げられたことが、大きかったようです。

私の家にはテレビがないので放送を観ていませんが、冤罪の問題を提起するというより、単なるバラエティとして扱われていたという感想を聞きました。

しかしながら、ツイッターやネットのまとめ記事では “山本誠刑事” というキーワードが、もの凄い勢いで拡散されています。一夜ですっかり有名人ですね。滋賀県警の非道さは、十分に伝わったのでしょう。

こうしてネットも活用して、権力の悪事に声を上げるのは、とても大切なことだと思います。

このブログも、引き続き頑張って更新します。

◆4月28日は、守大助さんの誕生日

 久々に、このブログ本来のテーマである「北陵クリニック事件」について書きます。

4月28日、大助さんは49歳になりました。逮捕されたのが29歳ですから、自由を奪われて20年ということです。

昨年11月には、最高裁で再審請求が棄却されました。30代を丸々奪われ、かねてから訴えていた“40代のうちに出たい” という願いも打ち砕かれました。

(棄却直後に面会したときの様子はこちら)

【123】守大助さんに面会してきました - Free大助!ノーモア冤罪!

現在、大助さんの弁護団は2度目の再審請求を準備中です。実際に第2次再審請求が申し立てられたら、改めてご報告します。

引き続き支援者として何をするべきか? 私は普通に接することが大切かなと考えています。大助さんには毎月、タウン情報誌などを差し入れています。

タウン情報誌にはグルメや旅行の情報が載っています。そんなモノを、自由に出歩くことのできない獄中者に送って大丈夫なのか? と思われるかもしれません。

このことについては、冤罪「東住吉事件」で再審無罪(2016年)を勝ち取った青木恵子さんが、こんなふうに言っていました。

“美味しそうなケーキが載った情報誌の差し入れは、とても嬉しい。刑務所内ではケーキを食べることができなくても、写真を見て想像力を膨らませながら楽しむことはできます。私は現在、無実を訴える冤罪仲間に面会するため、あちこちの刑務所を訪ねています。その際に各地の情報誌やパンフレットを入手して、差し入れるようにしています”

冤罪犠牲者として約20年を獄中で過ごした青木さんが言うのですから、とても説得力があると思いました。

外の世界と隔てられた塀の中にあって、日常を感じられる雑誌や本、写真などの存在は大きな癒しになるのでしょう。新型コロナウィルスの影響により面会ができなくなった現在は、なおさらです。

“冤罪当事者と支援者” という関係ももちろん大切ですが、“普通の人どうし” の関係でいることも、同じぐらい大切だと感じています。

4月28日の誕生花「サクラソウ」。

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