Free大助!ノーモア冤罪!

「北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【108】守大助さんからのメッセージと『再審法改正をめざす市民の会』結成!!

◆守大助さんのメッセージ〜裁判官が刑事訴訟法を守る時代になってほしい〜

守大助さんから届いた、最新のメッセージを紹介します。いつも通り、弁護団を通して全国の支援者に発信されたものです。

令和元年がスタートしました!!

裁判官が刑事訴訟法を守る、時代になってほしい。

私は絶対に筋弛緩剤を混入していません。

今後も皆さんのお力を貸して下さい。

若葉のみずみずしさに、心洗われる季節となりました。皆さんお元気ですか。いつも力強いご支援に、感謝の気持ちでいっぱいです。先月48歳の頑丈日には、地元からは泉・富谷支部よりBirthday電報、徳島、札幌、岩手、神奈川、東京各地の会から、Birthdayカード、お祝金が届きました。本当に有り難うございます。

なんとしても40代の内に「再審開始」となって社会復帰したいです。そのためには、この第一次特別抗告審で勝利しなければなりません。上申書を提出しましたが、これだけでは最高裁は動きません。これまで以上に!必死になって訴え闘います。どうか!私と一緒に皆さん、最高裁と闘って下さい。再審開始の流れが続いてます。この流れを本件へも!令和元年、最高裁によって真実が照らされると信じて、私はその日を待ってます。

皆さん、再鑑定ができないデタラメ鑑定が!証拠開示を一度も認めない裁判所の判断が、本当に公正・公平でしょうか? 私は科学的な!!公正・公平な裁判をしてもらいたいのです。両親が元気でいる内に、帰りたいです。私を助けて下さい。

2019年5月  無実の守大助

写真の下に続く〜『再審法改正をめざす市民の会』の様子〜

f:id:daisuke0428:20190521234923j:plain


 ◆『再審法改正をめざす市民の会』今度こそ冤罪救済のルールづくりを

昨日5月20日には『再審法改正をめざす市民の会』が発足しました。冤罪当事者、支援者、弁護士、研究者、ジャーナリストなど多岐にわたるメンバーが一丸となって再審制度の改革を推し進め、冤罪を根絶しようという運動体です。会場となった東京・永田町の衆議院第2議員会館の集会室は、160人以上の参加者でギッシリ埋め尽くされました。

正確に言うと「再審法」という法律はなく「刑事訴訟法」の再審に関する規定を見直そうという取り組みになります。現行の刑事訴訟法では500以上ある条文のうち、再審に関する規定はわずか19条。しかも具体的な手続やルールが定められおらず、事実上の無法地帯と化しています。

そのためこのブログでも度々書いてきましたが、検察による証拠隠しや、再審開始決定への妨害といった蛮行が平然とまかり通っています。守大助さんの事件についても、検察は無実の証拠をたくさん隠しているハズですし、仮に再審開始が決まったら必ず不服申し立てしてくるでしょう。再審を闘っている他の冤罪事件も、同じような壁に苦しんでいます。

◆裁判所の本音〜再審は放置しておいてOK〜

『市民の会』の共同代表の1人に選ばれた弁護士・木谷明さんは、挨拶を兼ねてこのような旨のことを語りました。

「裁判官の力量は、処理した事件の数によって評価される。モタモタしていると“あいつは何をやっているんだ”と言われるが、再審はそれほど重視されていない。放っておいてもクレームが来ないので、平気で何年も寝かせておく」

木谷さんは弁護士になる前は東京高裁などで裁判官を務め、多くの無罪判決を出したことで知られています。裁判官経験者が語るリアルな状況…恐ろしいほど絶望的です。

冤罪当事者にとって再審とは、司法権力によって破壊された自らの人生を救済する最後の頼みの綱。人生をかけて生命を削って無実を訴える切実な声(※下記参照)に対する、裁判所の本音がコレです。こんな状況を変えるためにも、明文化した再審のルールづくりが急務です。

※決して大げさな表現ではありません。こちらをご一読ください。

【103】沈黙の最高裁〜「大崎事件」弁護団激励行動に参加して〜 - Free大助!ノーモア冤罪!

【105】「松橋事件」再審無罪、あまりにも遅すぎた春… - Free大助!ノーモア冤罪!

実は「再審法」を見直そうという動きは、今回がはじめてではありません。

今から50年以上前の1968年には「福岡事件」や「帝銀事件」など、終戦直後の冤罪事件の救済を目的とした「再審特定法案」が提出されました。

死刑4事件(免田、財田川、島田、松山)が立て続けに再審無罪となった1980年代にも、再審に関する規定を見直そうという機運が高まりました。

しかしいずれも検察や法務省の抵抗に会い(怒)、実現には至りませんでした。そして冤罪への関心が今までになく高まっている現在、今度こそ “3度目の正直” として悲願を達成させなければなりません。当ブログもその一翼を担いますので、引き続きよろしくお願いいたします!!

『再審法改正をめざす市民の会』最新情報はこちらから!!

https://retrial-law.wixsite.com/mysite

そして入会費1000円(1口)で、どなたでも会員になれます!! 

 

f:id:daisuke0428:20190521234316j:plain

 〈写真〉『再審法改正をめざす市民の会』運営委員。後列右から5人目は周防正行さん(映画監督)、7人目は「布川事件」の桜井昌司さん、その左に木谷明さん、宇都宮健児さん(弁護士・元日弁連会長)、海渡雄一さん(弁護士・監獄人権センター代表)。前列右から4番目は「日本版イノセンス・プロジェクト」の笹倉香奈さん(甲南大学教授)、2人飛んで「大崎事件」弁護団の鴨志田裕美さん、「東住吉事件」の青木恵子さんなど、冤罪業界(という言い方はないかもしれないが…)屈指の顔ぶれが一堂に集った。