【84】12月12日「冤罪根絶の国会一日行動」やります!
このブログで何回か紹介してきましたが、
「守大助さん東京の会」の母体は「日本国民救援会」という人権団体です。
(今年で創立90年を迎えました。こちらについては改めて書きたいと思います)
11月12日現在、その救援会が支援する4つの再審事件が、
最高裁判所で再審開始を求めて闘っています。
・守大助さんの「北陵クリニック事件」
・原口アヤ子さんの「大崎事件」
・西山美香さんの「湖東記念病院事件」
・袴田巖さんの「袴田事件」
再審事件以外では勝又拓哉さんの「今市事件」も東京高裁でのトンデモ判決を受け、
闘いの舞台を最高裁に移しています。
〈今市事件の概要とトンデモ判決についてはこちら〉
そこで、この5事件の支援者が集まって一日行動を開催することになりました。
下のチラシで場所やスケジュールを参照の上、ぜひご参加ください!
もしかすると12月12日・水曜日という日程が気になるかもしれません。
土日開催でないのは、どうして?
それは袴田巖さんの死刑が確定した日にちなんだからです。
〈袴田事件のこれまで〉
1966(昭和41)年6月30日:事件発生→8月30日:袴田巖さん逮捕
1968(昭和43)年9月11日:死刑判決(静岡地裁)
1976(昭和51)年5月18日:袴田さんの控訴棄却(東京高裁)
1980(昭和55)年12月12日:袴田さんの上告棄却・死刑確定(最高裁)
2008年3月24日:第一次再審請求棄却→翌月・第二次再審請求
2014年3月27日:再審開始決定(静岡地裁)→検察が抗告
2018年6月11日:再審開始決定を取り消し(東京高裁)→闘いは最高裁へ
検察は最高裁に意見書を提出し “袴田さんの再収監が必要”と主張しています。
この意見書は地方検察庁や高検でなく「最高検察庁」が出したもの。
つまり検察のトップ直々に“袴田さんを死刑台に連れ戻せ” と言っているのです。
もはや狂気の沙汰、絶対に許すことはできません!
〈袴田さんについても、以前ちょっと書きました〉
【63】袴田巖さんと守大助さん〜トータルで見れば無実は明らか〜 - Free大助!
12月12日は正午から、ボクシング関係者はじめ有志による、
「袴田さん再収監を許さないアピール行動」が予定されています。
午後3時からの「最高裁係属事件の勝利をめざす院内集会」では、
新屋達之・福岡大学法学部教授の講演が予定されています。
新屋教授は再審の最新事情(駄洒落ではない)に詳しく、
守大助さんの再審請求において意見書をいただいたこともあります。
12月12日を私たち市民のチカラで日本の司法を変えていく、
大きな一歩にしたいと思います。
司法にバカなマネをさせないために、1人ひとりのチカラを結集させる時です。
無料でご参加いただけます!
皆さんのご参加を、お待ちしています!!