Free大助!

「冤罪・北陵クリニック事件・無実の守大助さんを守る東京の会」事務局長の備忘録〜素人の素朴な目線から冤罪を考える〜

【20】これは言わずにいられない〜徳島県警の誤認逮捕〜

気が付けば、1ヵ月近く更新が滞っていました。

ブログは何よりも続けるのがタイヘン…

というのを身にしみて感じています。

“いい記事を書かなきゃ!”という気負いも、

更新を滞らせた原因なので、

これからは少し気軽に(もちろん真剣に)

日頃の支援活動の中で思ったことを綴っていきます。

 

一昨日に報道された徳島県警の誤認逮捕。

コンサートのチケット転売にからむ詐欺で、

真犯人の少女がなりすました女性を、

19日間も拘留したというものです。

この間 “お前がやったんだろう!” と、

ひたすら自白を強要する取調べが行われたことでしょう。

女性は本当によく否認を貫いたと思います。

 

この女性の口座にお金が降り込まれたことが、

警察が疑いを持った発端だったようですが、

“詐欺がわざわざ自分の口座にお金を振り込ませるだろうか?”

というそもそもな疑問を、

どの捜査員も持たなかったのでしょうか?

 

 一度 “こいつがアヤしい” と思い込んだら、

ひたすら取調室に監禁して自白を強要し、

証拠をデッチ上げてでも犯人に仕立て上げようとする。

それが警察という組織。

守大助さんのケースもまったく同じです。

大助さんの時も患者さんのカルテを調べ、

担当医から聞き取りを行えば、

筋弛緩剤による凶悪犯罪などでないことは、

すぐにわかったはずです。

しかし宮城県警は法医学者の

“筋弛緩剤が使われた犯行の疑いがある”

という情報提供を鵜呑みにし、

“守大助がアヤしい”という思い込みだけで、

基本的な裏付け捜査も行わずに逮捕しました。

以前にも書きましたが、

県警がカルテを押収したのは逮捕の10日後でした…。 

 

思い込みがいかに恐ろしいモノで、

冤罪の温床になっているかについては、

以前このブログでも紹介しました。

 

 

残念ながら日本の警察には冤罪を防止するどころか、

とにかく自白させれば良いという文化が、

(とても文化と呼べるシロモノではありませんが)

いまだに蔓延しているようです。

たとえば愛媛県警の「被疑者取調べ要項」。

10年ほど前に同県警のパソコンから誤って流出し、

各地の弁護士会などから大変な非難を受けました。

 

13項目ある内容を一部抜粋すると…。

◆粘りと執念を持って「絶対に落とす」という気迫が必要。

 調べ官の「絶対に落とす」という、自信と信念に満ちた気迫が必要である。

◆調べ室に入ったら自供させるまで出るな

 被疑者の言うことが正しいのではないかという疑問を持ったり、

 調べが行き詰まると逃げたくなるが、その時に取調べ室から出たら負けである。

◆被疑者は、できる限り調べ室に出せ

 否認被疑者は朝から晩まで調べ室に出して調べよ。

 (被疑者を弱らせる意味もある

 

どうでしょうか?

原文そのままに引用・紹介しました。

本当に冗談ではなく、

“被疑者を弱らせる意味もある”、ハッキリ書かれています。

この要項はベテラン捜査官が、

警察学校での講義のために作成したものだそう。

こんな教育を受けて犯罪捜査の現場に出れば、

一体どんなことになるでしょうか…?

 

 

こんなオカしな警察の在り方を正すには、

まず私たち市民が声を上げること。

守大助さんの再審無罪を勝ち取ることは、

日本の刑事司法を変える運動でもあります。

 

これが愛媛県警の「被疑者取調べ要項」。ネットで検索したら出てきました。

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